


ライズコーチとは?
- 子育てに関する本を100冊以上読み、実践してきた
- ライズサッカースクールを経営するサッカーの指導者
- プロとして12年間で約3000人の選手を指導
- アメリカでの指導経験を持つ
ライズサッカースクールとは?
- 指導方法が評判になり、5年間で約800名の生徒を集客
- 2020年現在約500名の生徒が在籍
子育ての不安を解消するには




子供にどんな力を身につけさせたら良いのか

何でかというと、
子どもの頃の習慣が大人になったときに成功するかどうかを決める
からです。
意志力とは?
- 自分でやると決めたことをやり通す力
成功した人には、夢や目標に向かって努力し続ける強い「意志力」の持ち主が少なくありません。
それは子どもの頃から一貫していて、中には変わり者と呼ばれながらも自分の好きな道を追い求め、大きな成功を収めた人もいます。
・ビジネスの世界でも、
・学問や研究分野の世界でも、
『意志力』は目的を達成するために欠かせないキーワードです
それは、子ども時代の習慣から形成されていくものです。
だからこそ、子どもの頃の習慣が大人になったときに成功するかどうかを決めるのです。
子ども時代の意志力が将来を決定づけることの証明
ここに、子ども時代の意志力が将来を決定づけることを証明した、おもしろい実験があります。
スタンフォード大学の心理学者、ウォルター・ミシェルは子どもの忍耐力に関するある実験を行いました。
対象は4歳の子ども
ひとりずつ部屋に入れ、マシュマロをひとつ置いてから、マシュマロは好きなときに食べてもいいが、実験者が戻ってくるまで食べずに我慢できたら、もうひとつもらえる、と約束をしてから部屋を出ていきます
さあ、子どもはどうなったでしょう?
結果
- 実験者がいなくなったとたんに食べてしまった子ども
- 一生懸命耐えたものの最後までは我慢できず、途中で食べてしまった子ども
- 見事成功してご褒美のマシュマロをもらえた子ども
成功した子供は、他のことで気を紛らしてマシュマロの誘惑に耐えていました。
おもしろいのはその後です。
この実験が行われてから数十年間に渡って、実験に参加した子どもたちを追跡調査したところ、はっきりとした傾向が表れていました。
我慢できず途中で食べてしまった子ども
学校内外で他の子どもたちより問題を起こしていたのです
我慢してご褒美をもらえた子ども
我慢できなかった子どもに比べて成功した人生を歩める可能性がとても高いんです
さらに、全米共通の大学進学適性試験の成績が高く、成長しても友達や教師に好かれ、給料の高い職業についていたのです。さらに、肥満度も我慢できなかった子どもより低かったのです。
これは、
・子ども時代に身についた意志力が、その後の人生を決定づけること
・子どもの頃から衝動や誘惑に負けないよう自分をコントロールできれば、成功した人生を歩める可能性がとても高いこと
このことを証明しています。
この話を聞けば、おそらくすべての親が同じことを思うはずです。

というように。
しかし、まだ遊びたい盛りの子どもに「意志力」を身につけさせるのは至難の業です。


と言ったところで、通じるものではありません。
何でかというと、まだ子どもなんですから。
仮に言ったところで子どもは混乱するばかりでしょうし、言われたことを守れるはずがありません。
そして、親は

と、またあの悪循環が始まるだけです。
こんな苦労ばかり多くて結果が出にくい挑戦よりも、もっと簡単で確実に子どもの意志力を高める方法があります。
それは、
あなた自身、つまり
親の意志力を高めること
なんです。
意志力は、親から子供に感染する
・考え方
・習慣
・肥満

何でかというと、
「ミラーニューロン」の働きがあるからです。
「ミラーニューロン」とは、脳に多く存在する細胞のことです。
他人の
・行動や考えていること
・感情
に対して注意を払い、理解をして、
同じことをしたような感覚
を作り出す働きがあります。
たとえば、
具体例①
悲しい出来事があって涙している友達を見ると、まるで自分にもその悲劇が襲ったかのような感覚に襲われ、涙すること
具体例②
家族が怪我をして痛がる姿を見ると、自分自身も痛みを感じること
こうした現象は、すべてミラーニューロンの働きによるものなんです。
まるで周囲の人から病気がうつるように、感情や感覚も感染するのです。
同じことが意志力にも起こります。
人は、無意識のうちに周囲の影響を受けながら日々を生きています。
ハーバード大学の調査によると、
他人の行動に影響されて自らの行動が決まる例
は数限りなくあります。
具体例①
友達が太ると自分も太るリスクが171%も増える
具体例②
バイトを始めた友達がいると、自分も休暇中にバイトを始めたくなる
具体例③
ゴミを放置しておくと多くの人がその場所でポイ捨てを始める
などがあり、これを「感染」と表現したのは、スタンフォード大学の新進気鋭の健康心理学者、ケリー・マクゴニガルです。
友達が太る例は肥満の感染
バイトの例は目標の感染
ポイ捨ての例はマナーの感染
このように言えるでしょう。
自分で決めたことをやり遂げるには、「意志力」が必要なのは言うまでもありません。
しかし、「意志力」は
個人的なものである一方で、
周囲の影響を強く受けるものなんです
つまり、周囲に
意志力が強く、
何かに向けて努力し、
挑戦する人
がいれば、その影響を受けて
自分も意志力を試すチャレンジを始める
ようになります。
反対に、周囲に
意志が弱く、
すぐにラクなほうに流れてしまう人
がいたら、
どんなに崇高な決意があったとしても、
それをやり通すには
大きな困難が伴う
ことになってしまいます。
つまり、意志力とは
染するもの
なんです。
子どもの場合は、特に感染力が強いのは、日々の日常を共有している家族です。
家族の中に、意志力を強く持ち、何かをやり通そうと日々挑戦している人がいれば、自分も何かを始めようとすることができます。
よりよい自分になるため、
自然な欲求や衝動を抑えよう、
日々の習慣を変えようとすること
それらの努力すべてが、周囲の人、特に家族に感染していきます。
つまり、あなた自身がする意志力のチャレンジは、あなた自身によい効果を与えるのはもちろん、家族に、特に子どもへと感染します。
よい習慣が身につかないのは、
子どもに意志力がない
ことに原因がありました。

と言っても、子どもが変わる可能性は低いものです。
しかし、
あなた自身が意志力を持って何かを始めれば、
それは必ず子どもへ感染し、
子どもの意志力を高め、
必ず子どもは変わり始めます

やるべきことをやらない子どもを変えようとしても、それはストレスがたまるばかりでさっばり効果が上がりません。
ほとんど「言うだけムダ」です。
かといって放置すると、マシュマロの実験に失敗した子のように、だらしのない大人になる可能性は大です。
つまり、
子どもを変えようとしても 意味がないのです。
ところが、
親である自分自身を変えようとするのは簡単です。

その姿を見せることで、
あなたの意志力が子どもに感染し、
子どもの意志力が高まり、
マシュマロを我慢した子のように
将来の成功が見えてくるんです
これ以上簡単で、効果的な方法はないですよね。
子どもの理想の姿
- 誘惑に負けず、自分が決めたことをやり遂げること
- 自分の望みを見失わず、それに向けて実践できること
こんな子どもになってほしいと願うなら、まず始めるのは自分自身のチャレンジです。
よりよい自分になるばかりか、子どもまで成長を遂げる一石二鳥の方法なんです。
要するに何が言いたいかというと、
子育ての不安を解消するには、自分自身がチャレンジすることなんです。

僕が取った行動
- 子供が自主練習(勉強含む)しているときのサポート時に、ポジティブな声掛けしかしないことを決めた
- 『ライズ・チャレンジ』『筋トレ』この2つを毎日欠かさずに続けることを決めた
- この2つを子どもに宣言した
※この記事は、下記の本から引用させていただいております
タイトル:子育ては心理学でラクになる
著者:メンタリストDaiGo
発行所:株式会社 主婦と生活社