ライズコーチとは?
- 子育てに関する本を100冊以上読み、実践してきた
- ライズサッカースクールを経営するサッカーの指導者
- プロとして12年間で約3000人の選手を指導
- アメリカでの指導経験を持つ
ライズサッカースクールとは?
- 指導方法が評判になり、5年間で約800名の生徒を集客
- 2020年現在約500名の生徒が在籍
低学年の子供を子育てする際の悩みを解決するには
そして、その方法を実践する為には、どんな力を身につけなくてはならないのか、理解することができます。
そうすることで、育児をしていくなかで遭遇する様々な『イライラしそうな場面』で冷静に対処する術を身につけていっていただけたらと願います。
低学年の子供を持つ親の悩みベスト5
低学年の子供を持つ親の悩みベスト5
1位:反抗的な態度
2位:子供の友達関係
3位:自分で支度できない
4位:宿題をやらない
5位:生活習慣の乱れ
どんな力を身につけたら良いのか
何でかというと、
子どもの頃の習慣が大人になったときに成功するかどうかを決める
からです。
「ウィルパワー」とは何かというと、
ウィルパワー
より良い自分になるために必要な力
なんで低学年児を子育てする際の悩みを解決するときに、親が「ウィルパワー」を持つことが良いのかというと、
「ミラーニューロン」という、脳に多く存在する細胞が働きによって、子供に伝染するからです
子供にとって、一番感染力は強いのは、日々の日常を共有している親です。
親である自分自身が変わることによって、それは子供に伝染します。
親が夢や目標に向かって努力し続ける強い「ウィルパワー」を持つことで、子供が自分の好きな道を追い求め、大きな成功を収めるのです
その力を身につける具体的な方法
衝動や誘惑に負けそうになったとき、あるいはウィルパワーが落ちてきたときにどうすれば、
「やる力」
「やらない力」
「望む力」
を取り戻すことができるのか、別の記事にてお伝えしました。
でも、こう思いませんか?
「世の中には一度決めたら途中で気が変わったり諦めたりせず、最後までやり遂げる人がいる。あんなふうにはなれないの?」と。
筋力が強い人もいればそうでない人もいるように、ウィルパワーが強い人もそうでない人もいます。それは個人差としかいいようがありません。
しかし、筋力が弱い人でもトレーニングで筋肉を鍛え、パワーアップできるよう に、ウィルパワーも鍛えることができるのです。
背筋を伸ばす
社会心理学者のロイ・バウマイスターはウィルパワーを強化するより、効果的な方法を見つけるため、ある実験を行いました。
集められた学生たちは 3つのグループに分けられます。
1つ目のグループ
2週間姿勢に気をつけるよう指示されます。立っているときも、座っているときも、気づいたら背筋を伸ばすことに集中します。
2つ目のグループ
2つ目のグループは、2週間食べたものをすべて記録するように指示されます。 勉強中のつまみ食いやテレビを見ながら食べたスナックも、すべて記録します。
3つ目のグループ
3つ目のグループは2週間前向きな気持ちゃポジティブな感情を保つことが求められました。暗い気持ちのときも元気を出すことが使命です。
そして2週間が過ぎたあと、学生たちは再び研究室に集められ、コメディ番組が流れるテレビの横でつまらない作業を黙々とこなすという、自己コントロールのテストを受けました。
すると3つ目のグループの成績が最も悪かったのです。前述した「ひとつのことを我慢すると、他のことが我慢できなくなる」を証明したといえます。
最も成績がよかったのは、
「うつむかないで、背筋を伸ばしなさい」
と命じられた1つ目のグループでした。
姿勢は最も意識が及ばない行動です。猫背になってしまったり、すぐ肘をついたり、足を組んだりするのを、私たちは無意識で行っています。
それを、
「背筋を伸ばす」
と意識することは、想像以上に意志力を必要とし、 鍛えることができる行為なのです。
姿勢以外にも、無意識の行動を意識化するトレーニングは可能です。
利き手と反対側の手を使う
たとえば、利き手と反対側の手を使ってみるのもいいでしょう。
スマートフォンの操作をする、掃除機をかける、スイッチを押す、歯磨きをする…こうした日常動作のすべてを、右利きなら左手で、左利きなら右手でやってみるのです。
一日中やるのはツラいというのなら、時間を決めて行ってもいいでしょう。
このように、どんなことでも構いません。
小さな習慣をつくることが大切なのです
簡単にできるトレーニング方法はまだあります。
話し方を変える
すぐにでも実践できるものとしておすすめなのは、話し方を変えることです。
具体例①
「あれ」「それ」という指示代名詞をやめ、固有名詞を使う
具体例②
「~みたいなのよね」という曖昧な言い方をやめてみる
具体例③
否定語を一切使わない。
たとえば、「ダメよ」をやめて、「テレビばかり見ていると、目が悪くなっちゃうんじゃない?」というように。これは衝動を抑える訓練になります。
日本語は便利な言語で、話し言葉はきちんとした文章になっていなくても通じてしまいます。たとえば「塩」と言っただけで塩の小瓶が手渡されるなど、家の中では単語しか口にしない、とうことも通用してしまうほどです。
これを、
正確な文章で話す
と意識化するだけでも、多大なコントロールカが必要になり、ウィルパワーが鍛えられます。
まとめ
あなた自身がさまざまな方法でウィルバワーを鍛えようと挑戦し続けることは子どもに多大な影響を与えます。
親ががんばっている横で、
自分だけだらけていようとは思えず、
知らず知らずのうちに同じことを始めるようになります。
つまり、
何も言わなくてもウィルパワーのトレーニングをするようになるのです
前述のとおり、ウィルパワーは感染します。
ガミガミ言うことも、それによって自己嫌悪にひたることもありません。
親ががんばるだけで子どものウィルパワーが高まる。
それはとてもラクチンで、しかも幸せな親子関係だと思いませんか?
僕が取った行動
このことを学んでから僕が取った行動は、これです。
僕が取った行動①
・パソコン作業・食事・電車移動のときに、「背筋を伸ばす」ことを意識するトレーニングを始めた
僕が取った行動②
・人に話をするときに、つい使いがちな『アレ』と言ってしまったときは、言いなおすトレーニングを始めた
僕が取った行動③
・子どもに対して否定語を使いそうになった時は、口に出す前に一呼吸して、言い方を変えるトレーニングを始めた
※この記事は、下記の本から引用させていただいております
タイトル:子育ては心理学でラクになる
著者:メンタリストDaiGo
発行所:株式会社 主婦と生活社