ライズコーチとは?
- 子育てに関する本を100冊以上読み、実践してきた
- プロとして12年間で約3000人の選手を指導
- アメリカでの指導経験を持つ
- ライズサッカースクールを経営するサッカーの指導者
ライズサッカースクールとは?
- 指導方法が評判になり、5年間で約800名の生徒を集客
- 2020年現在約500名の生徒が在籍
中学生の子育てにおけるイライラを解消するには
そうすることで、育児をしていくなかで遭遇する様々な
『イライラしそうな場面』で冷静に対処する術を身につけていっていただけたらと願います。
子どもにイライラしないようになるためには、まずは親自身が変わることが必要です。
そして、その次は、子どもが変わることも大切な要因です。
しかし、親が子どもを変えることはできません。
そして、子どもが変わる「きっかけ」を、親が与えることもできません。
では、どうすれば良いのでしょうか?
それは、きっかけを生み出す環境を作ることです。
それでは、ちょっとした変化が「きっかけ」 になる、 2つの方法を紹介しましょう。
早起きの習慣をつけさせる
一日の始まりは、朝。どんな人にも等しく朝は訪れ、今日という日がスタートします。
朝早く起きて活動する人もいれば、昼過ぎまで寝ている人もいます。
夜勤など、仕事の関係で朝になってから布団に入り、眠りにつく人もいるので、
昼過ぎまで眠っている人がすべて怠け者だというわけではありません。
人間は夜行性の動物ではないのですから、朝起きて、太陽が出ている間に活動し、
暗くなったら活動をやめ、夜になったら眠りにつくのが自然の姿。
大昔から繰り返されてきたこのリズムは、現代人の体にもしっかりと刻みつけられています。
夜更かしが当たり前になっているライフスタイルの人を「夜型人間」と言いますね。
しかしそれは、人間本来のリズムを無視した暮らしで、健康的とはいえません。
それどころか、ウィルパワーを発揮した、自分らしい人生を送っているともいえませんね。
別の記事で「ウィルパワーが弱くなるとき」として、睡眠不足を挙げました。
もう一度繰り返すと、「睡眠時間が 6時間未満の慢性的な睡眠不足状態のとき、
人はストレスや衝動、誘惑に負けやすく」なります。
よい睡眠の条件は「何時間眠ったか」ではなく、「何時に眠ったか」。
具体的に言うと、夜1 0時から夜中の 2時の間に熟睡していることが、睡眠の質を決めるのです。
この時間は、成長ホルモンが分泌するゴールデンタイム。
成長ホルモンは発育を促すだけでなく、傷ついた細胞を修復する作用があります。
疲労回復も担っており、大人にも不可欠なもの。
ちなみに、紫外線がシミやシワなど肌に大きなダメージを与えるのはよく知られていますが、
紫外線によって傷つけられた肌細胞を修復してくれるのも、成長ホルモンなんです。
早寝早起きが美容によいというのは、この意味からも正解なのです。
たとえば深夜3時に眠り、午前1 1時までの8時間睡眠と、
1 0時に就寝して4時に起きる6時間睡眠を比べると、
睡眠の質は後者のほうが圧倒的によいことは、医療や美容に携わる人、
仕事でも運動でもよりよいパフォーマンスを追求する人たちの間では、すでに常識です。
質のよい睡眠を得るためには、何より早寝早起き。
これは子ども時代から習慣にしてしまうのが一番です。 そのためには、まずは早起きです。
朝早く起きて行動を開始する習慣が身につけば、
夜の1 0時を過ぎると眠くてたまらなくなり、自然と早寝の習慣も身につきます。
とはいえ、決まった時間に起こしてもなかなか目覚めないというのは、
多くの親が抱える悩みですよね。優しく言っても起きないので、毎朝大声を上げて叩き起こす、目覚まし時計をいくつも使う、など、いろいろ試していると思います。
ですが実は、「目覚まし時計で起きるのは脳によくない」のです。
動物はかすかな音でも跳ね起きるようにして目覚めます。
それは、「音=敵が襲ってきた」が刷り込まれているからです。
音で目覚めるときは逃げるとき。そのために最低限必要な機能しか目覚めません。
結果、一日中ぼーっとしてしまうのです。
早起きの手順
目覚まし時計を使わず、親も大声を出さずに早起きの習慣を定着させるには、「朝日」を活用することです。
次の手順で試してみてください。
①朝、起きると決めた時間の1 5分くらい前に、寝室のカーテンを思い切り開ける。
②朝日が寝ている子どもに当たるようにする。
朝日を浴びることで、セロトニンというホルモンが大量に分泌します。
幸せホルモンとも呼ばれるセロトニンは、体内時計をリセットする働きがあり、
「休息の夜」から脳と体を「活動の朝」に変えてくれます。
もしカーテンを開けても朝日が届かないところにベッドや布団があるなら、思い切って部屋の模様替えをするのもいいでしょう。
朝はぼーっとしてしまうというなら、朝日を浴びる時間をたっぷり取りましょう。
朝日で目覚めたら、ダイニングに移動して朝日を浴びながら朝食を。
間取りの関係でそれが叶わないなら、ベランダに出て歯磨きをするなど、
意識的に朝日を浴びるとよいでしょう。
今、スマートフォンやタブレットで操作して時間に合わせて明るさや色を選んだり、
タイマー機能で朝になったら点灯するなど、さまざまな機能を持ったhue(ヒュー)というLED照明があります。
子どもに設定させることで、起きる時間や寝る時間を自分でコントロールするという習慣をつけさせるのもおすすめです。
朝からスッキリ目覚めることは、その日一日スッキリ・シャッキリで過ごせるということです。
勉強への意欲もアップすること間違いナシです。
この食事に変えると、子どもの口応えが減る
子どもを健やかに育てる上で、お母さんたちが最も気を遣っていることは、毎日の食事ではないでしょうか。
おいしく、たっぷり、そして何より栄養バランスがいい。
子どもの食事に欠かせない条件は、何はなくともこの 3つ。
おいしくなければ食べてくれないし、量が足りなくてお腹が空くのはもってのほか、
そして健康のために必要な栄養を取り入れることです。
今、朝食を取らずに登校し、給食まで持たずにフラフラになってしまう子どもや、
お腹が空きすぎて授業に集中できない子どもが増えているといいます。
そんな子にならないよう「きちんと朝ごはんを食べさせる」ことに気を遣っているお母さんも多いことでしょう。でも、どんなメニューを、どれだけ出していますか。それによっては、子どもに悪い影響が出る可能性もあります。
朝食の量はお腹に合わせる
「朝からモリモリごはんを食べて、一日元気いつばい!」。
これが理想的な朝の子どもの姿だと思われてきました。
もちろん、目が覚めたとたん「お腹が空いた!」とテーブルに走ってくるような子どもならいいのですが、問題なのは「朝は食欲がない」「もともと小食」という子どもの場合です。
こんな子どもは、「朝からたっぷり食べなさい」と言われたら苦痛でしかありません。
それどころか、すべて食べるのを強いられたら…。
これでは食事が苦痛になってしまいます。生きる基本である「食」を苦行にしてはなりません。
「これなら食べられる」というものを、少しずつ与えるようにするなど、まずは子どものお腹に合わせるのが基本です。
朝食は、何を食べるのか?
その上で「何を」食べるかがポイントです。
別の記事でウィルパワーとグルコースの話をしました。
血糖値が急激に上がる食べ物は、集中力や自制心に大きな影響を与えます。
だからこそ、血糖値の上昇が穏やかな、 GI値の低い食べ物を選ぶことが重要なのです。
それは、子どもも同じこと。
特に朝は、手っ取り早くエネルギーになる上、料理の必要がない菓子パンを朝食にするという家庭が少なくありません。しかし、菓子パンは「小麦粉・砂糖・クリーム」と GI値の高い材料ばかりを使った、血糖値が急上昇する食べ物です。
これ では子どものウィルパワーが育ちませんし、何より勉強に集中できない状態をつくってしまいます。
慌ただしい朝に、GI値を考えた食事を用意するのは大変かもしれません。
でも、玄米のおにぎりをまとめて作って冷凍しておく、全粒粉のパンに変えるなど、簡単にできる方法はたくさんあります。
特にグラノーラやコーンフレークなどのシリアルやオートミールはGI値も低くおすすめです。
ただ、市販のシリアルの中には砂糖がたっぷりと使用されているものもあるので、 注意しましょう。甘みはハチミツやメープルシロップで取るとよいでしょう。 また、最近話題になっているスムージーはGI値が低い上に腹持ちもよい優秀な朝食メニュー。野菜よりフルーツが多いものにすれば子ども向きになります。
勉強していても集中が続かないと悩んでいるなら、まずは朝食の見直しから始めてみましょう。
僕が決めたこと
僕が決めたこと①
夜寝る前に、カーテンを全開にしてから眠るようにした
僕が決めたこと②
子どもの朝食を週に3回ぐらい、シリアルに頼ってみること